ニュースリリース|歯周病治療の離脱率が半減、ITによる医療の行動デザイン

歯科向けシステムの企画・開発を行う株式会社DentaLight(デンタライト)と、福岡県下で複数の歯科医院を運営する医療法人一会(はじめかい)の調査により、DentaLightが企画・開発を行う予防歯科向けシステム『ジニー』の活用によって、歯周病患者が治療途中で来院しなくなることによる離脱率が半減したことが判明しました。
PR.1803_離脱率

調査の背景と目的

PR.1803_患者数推移定期検診受診者(患者の定着)を増やすことを目的に、治療離脱者の減少や、離脱のきっかけになりがちな急な予約キャンセルを防止するために企画・開発された『ジニー』。2018年3月に製品版リリースより半年を迎えたところで、実際に目的通りの効果を生じているのかを検証しました。

ほとんどの医院で『ジニー』導入後の予約数の増加は確認できていましたが、予約の内実を追うにはカルテを遡る必要がありました。また、治療終了から定期検診への移行へは時間を要することから、今回は歯周病患者の治療離脱率の比較を行いました。

歯周病は重症に至るまで自覚症状がなく、多くの患者が虫歯や他の症状がきっかけで歯科を受診することから発見、治療が始まりますが、患者にとっては主訴には含まれない病状であり、自覚症状もない上に、治療が複数回に及ぶため、治療を終えないまま来院が途切れる患者が多く発生しがちです。

調査内容と結果

『ジニー』導入前の2016年8月〜11月と、『ジニー』導入後の2017年8月〜11月(※1)の間に新規で来院した患者のうち、SRP(※2)を受けた人を対象として、次回予約がないまま1ヶ月以上経っている患者を治療離脱と定義(※3)。離脱者がどれくらいの割合で発生しているのかを計測しました。

その結果、2016年では16.00%の割合で離脱者が発生していたのに対して、2017年では7.78%に減少していました。

実際に、調査を行った歯科医院で受付を担当しているスタッフによると「リピートする患者さんが増えた」という声が聞かれました。こうしたことからも、継続来院する患者が増加したことから、予約数が伸びたことが考えられます。
  • ※1 『ジニーβ版』からの導入医院で調査を実施。β版は2017年6月に販売。
  • ※2 SRP:歯の根の部分に付着した歯石を除去する施術のこと。歯石は歯周病の症状を引き起こす病原菌の巣窟であり、歯石の除去が歯周病治療の基本となる。SRPは身体への負担を考慮し、数回に分けて行われる。
  • ※3 SRPを数回行った後に、P検と呼ばれる検査が行われる。P検では歯と歯茎の隙間の深さを測り、正常値(3mm以下)であれば治療完了とされる。

医療法人一会 木本理事長より

『ジニー』導入当初は、ノートとボールペンを使っていた予約台帳を、パソコンとiPadに変えるくらいのイメージでした。ですが、たったそれだけのことだけで、明らかに来院する患者さんが増えてきました。
キャンセルが減ったことは何となく感じていましたが、離脱率が半減していたことには驚きました。キャンセルや離脱する患者さんが減少することは、予定している通りに治療が進むことに直結するので、最短でベストな治療が出来ると思っています。

そもそも、『ジニー』採用の決め手の一つが、「一度来院してくれた患者さんの、歯と健康を守るための予約システムを作りたい」という、『ジニー』開発に込められたの思いでした。経営面では、新規患者の集患よりも費用も労力もかかりませんし、患者さんのためにもなります。
実際に当法人ではその通りの結果を生んでいるようですし、患者さんからも、スタッフからも、「助かります」と、喜ばれています。

※リリース全文はこちら